当寺年中最大行事は八月九日の千日詣。そのクライマックスは「龍宮乙姫龍灯献上行脚」です。 

4月27日(日)和歌山西コミュニティーセンターで行われたオーディションにて、19名の応募者から見事、六代目龍宮乙姫役に選ばれたのは、和歌山市内の高校一年生、15歳の岸部杏さんです。

去る517(土)午後、女官役選出の方々と共に紀三井寺にて、本尊様への奉告法会と、マスコミ各社を招いたお披露目会に臨まれました。

    千日詣の伝説

今から1255年前、宝亀元(770)年のこの日8月9日、紀三井寺を開いた唐僧・為光上人が、大般若経六百巻を書写し終えたその時、どこからともなく龍宮の乙姫が現れ、上人のお徳を讃えて、こう誓いました。「龍宮にほど近き渚の山・名草山に観音様の霊場が開かれたことを喜び、毎年この日、龍宮城の灯明『龍灯』を献上しに参ります」と。

以来毎年この日未明、当寺本堂左上に、心の清浄なる者には見える龍灯が灯り、参詣者は、一日で千日分の功徳を頂ける「千日詣」が始まったのでした。

     行脚の始まり

当寺のルーツともいえるこの伝説を知る人があまりに少なかった為、平成29(2017)年千日詣当日より、龍宮乙姫が龍灯を持ち来る様を再現する行脚が始まりました。翌年からは応募者の中から乙姫役が選抜されることとなり、コロナ禍での中断を経て、今年第6回目の行脚が執り行われます。

     マエオカテツヤさんもご参加

写真は、後列右から木脇陽菜さん(女官役)、角倉愛菜さん(女官役)、岸部杏さん(乙姫役)、中嶋(なかしま)桃(もも)花(か)さん(女官役)、初代乙姫で、以後演出を統括されているEVA(ヱヴァ)香(かよ)陽さん。左端の男性は、TV・ラジオでご活躍の漫画家・マエオカテツヤさんで、今回新たに乙姫審査員にご参画の上、行脚にもご参加下さる予定です。前列は右から、昨年の五代目乙姫・崎濱菜花さんと女官頭役の酒井香奈さんです。

この他、井畑和嘉奈さん(女官役)、酒井梓羽さん(巫女役)、山口歩美さん(巫女役)、そして奏緋七さん(龍宮の使者役)、さらに大勢の協力演者や裏方さんが行脚を支えて下さいます。

見る者に福徳を招くとされる幻想的な乙姫行脚を、どうか皆さん、8月9日夜8時、目撃下さい。

 

 

 

 

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