お地蔵様のご縁日にあたる2022年7月24日、紀三井寺本堂西にて、新たな小堂が完成し、このお堂の御本尊・一願金箔地蔵菩薩像の御魂を入れる法要が営まれました。
このお地蔵様は、ご自身がどうしても叶えたい願い事を、一枚の金箔に託し、このお地蔵様の御身に、その金箔をお貼り戴くことで祈念戴くための尊像です。
金箔は、本堂にてお頒け申し上げております。(一枚1500円)
皆様、どうかご結縁下い。
2年半前の令和2年2月、当寺楼門前に、赤土恒和氏の御寄進により、宝印奉持閻魔大王像が造立された折、赤土氏より地蔵尊二像も併せて寄進され、一尊は閻魔王像のすぐ前に安置されました。が、もう一尊の御奉安場所が未定でした。このお地蔵様をこの度、これだけはどうしても叶えたいという切なる願いを、金箔に込めて御身に貼り付けて頂く「一願金箔地蔵尊」として勧請することとなったものです。
堂宇は、井上良孝大工が渾身の造立。篤信徒・西岡板金工作所会長・西岡良和氏からの銅板屋根施工寄進のご支援も頂きました。
元来、お地蔵様という仏様は、先立った我が子の供養の為に「よだれかけ」が巻きつけられたり、斎場や墓所の入り口に六地蔵として祀られて、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上、という六つの世界のどこへでも出かけて、先祖をお救い下さる、身近で有り難い仏様です。
紀三井寺に新たに来られた、この一願金箔地蔵尊に、どうか貴方もご結縁下さい。